研究課題/領域番号 |
24540381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
三村 功次郎 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40305652)
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研究分担者 |
魚住 孝幸 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 教授 (80295724)
光田 暁弘 九州大学, 理学研究院, 准教授 (20334708)
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連携研究者 |
佐藤 仁 広島大学, 放射光科学研究センター, 准教授 (90243550)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 強相関電子系 / 価数転移 / 物性実験 / 物性理論 / 光物性 |
研究成果の概要 |
Eu化合物が示す温度誘起価数転移を解明するため、Ge濃度xにより価数転移を制御できるEuNi2(Si1-xGex)2に対して硬X線光電子分光実験を行った。Eu 3dスペクトルは、2価・3価成分比ならびに3価スペクトル構造の価数転移に伴う明瞭な変化を示した。このEu 3dスペクトルの変化は、熱励起の効果を考慮した不純物アンダーソンモデルにより再現できた。つまり、この系の温度誘起価数転移を理解する上で、多体相互作用の扱いが本質的に重要であることを示唆している。同時に、本解析によりEu 4f電子と伝導電子間の混成相互作用の大きさが、価数転移を特徴づけるパラメータのひとつであることを明らかにした。
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