研究課題/領域番号 |
24540411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
神吉 一樹 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10264821)
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研究分担者 |
田中 智 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 教授 (80236588)
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研究協力者 |
ペトロスキー トミオ テキサス大学, 複雑量子系センター, 上級研究員
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 非平衡統計力学 / リウビル方程式 / 輸送現象 / 拡散 / 非エルミート縮退 / リウビル演算子 / 国際研究者交流(米国) / 緩和過程 / 拡散過程 / 散逸 |
研究成果の概要 |
環境のなかの量子系の振る舞いは、やがて量子系のもっていたエネルギーが環境へむかって流れて失われる散逸をともなうものとなる。散逸量子系の振る舞いを現象論的方程式ではなく、力学法則に基づく方法であるリウビル演算子の複素スペクトル解析の理論を適用して分析した。その結果、低次元系特有の保存量が存在することにより新しい輸送形態が発現することを見出したほか、時間発展が単純な減衰から振動しながら減衰する振る舞いへと変化する現象が散逸系に普遍的に存在することを発見した。
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