研究課題
基盤研究(C)
温室効果ガス濃度の増加による大気による長波放射の射出率の増加、したがって大気の長波放射に対する吸収率の増加が、大気層に加熱効果をもたらすか冷却効果をもたらすかのどちらかを決める閾値が射出率に存在することを、放射平衡で拘束した簡単な二層大気モデルを用いて示し、さらに、その閾値をもたらす二酸化炭素濃度の値の検討を行った。長波放射の射出率が、現在の状態から増加すれば、成層圏の温度は現在より低い状態(成層圏の冷却)となる。一方、長波放射の射出率が、ある閾値0.258より高い状態から増加すれば、成層圏の温度は元の値より高い状態(成層圏の昇温)となる。このような射出率の閾値が存在する。
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