研究課題
基盤研究(C)
ブドウ糖などの単糖類は、屏風様折り畳み六角形構造を持つ。その折り畳み構造をシグナル分子で制御できれば、動的分子デバイスの部品として活用できる。本研究では、この屏風分子に長いメチレン鎖を2本結合させて、亜鉛イオンの有無により、直線型構造から2本鎖平行の折り畳み構造に変化できる分子を合成した。この分子は亜鉛イオン存在下、細胞膜の脂質と同様に2重膜構造を形成し、中に親油性の物質を取り込めることがわかった。さらに、酸性条件では、直線構造に戻るために、このリポソーム構造が分解し、親油性物質を解放できることがわかった。このシグナル応答性リポソームは薬を標的に運ぶ新しいシステムとして期待できる。
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