研究課題
基盤研究(C)
界面活性剤分子を非極性・低極性溶媒に溶解させると、親水基を内部に集合させた分子集合体である逆ミセルが形成される。用いる界面活性剤の分子構造を変えることによりμmオーダーの長さを有するひも状ミセルを形成させることができ、溶液の増粘・ゲル化がおこる。本研究では従来ほとんど研究がされていなかった非イオン界面活性剤を用い、レオロジー測定、小角X線散乱測定を用いて非極性・低極性溶媒の増粘・ゲル化が生じる条件を調べた。その結果、界面活性剤の分子量と少量の水の可溶化が逆ひも状ミセル形成に対し重要な因子であることを見いだした。本研究の成果は医薬品、化粧品、流体輸送、潤滑などへ応用可能である。
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Colloids and Surfaces A
巻: 458 ページ: 110-116
10.1016/j.colsurfa.2014.01.003