研究課題
基盤研究(C)
本研究は,マイクロ・メゾスケールの成形中の工具/材料間摩擦力の分布と変化を,工具に設けた薄肉部とそれに接続したミラーにレーザーを反射させる工具微小ひずみ検出機構からなる測定体によって直接測定し,さらにその摩擦を決定する工具表面の材料の凝着状態を,仕事関数測定により高感度で観測することによって,摩擦状態分布の可視化を可能にする,新たな摩擦状態測定システムを構築することを目的とした.摩擦力直接測定装置は,測定体の校正用の二軸プレスによって垂直力と摩擦力を分解できることを示した.仕事関数測定は材料の初期状態と加工ストロークによる成形後の工具表面の凝着状態の違いを明確に検出することがわかった.
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件)
Procedia Engineering
巻: 81 ページ: 444-449
10.1016/j.proeng.2014.10.020