研究課題
基盤研究(C)
自動車や航空機に用いられる高Siアルミニウム合金の加工に用いられるCVDダイヤモンド被覆工具の表面粗さは1μm程度であるが,切削性能を向上させるためにはより平滑な表面を得ることが望まれている.本研究では,エンドミルやドリルなどの複雑形状を有するダイヤモンド被覆工具等の表面性状を向上させるための方策として,導電性ダイヤモンド膜を電解仕上げする方法を提案した.導電性CVDダイヤ膜およびダイヤ焼結体に対し電解条件と加工性能の関係を調べた結果,Rz=2~3μmの凹凸のダイヤモンド表面がRz=0.1μm以下の平滑面に加工できることを明らかにした.
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