研究課題
基盤研究(C)
機械・構造物の状態監視・診断は,持続可能な社会の構築のために非常に重要な技術である.異常診断においては,一般的には測定点数が多い方が診断精度は良いと考えられるが,センサー数を劇的に増加させることは現実的ではない.本研究では,外力同定を援用したモデルベース診断手法において,モード解析を利用して仮想的に測定点を増やす方法を提案した.その方法は,実測された応答変化量を数学モデルに基づく応答変化量に変換してから,固有振動モードで展開する方法である.そして,単純なはり構造物に対し,提案手法が同定精度へ及ぼす影響を数値シミュレーションと実験で調査したところ,提案手法の有効性を示すことができた.
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Mechanical Engineering Journal
巻: 1 号: 2 ページ: DR0007-DR0007
10.1299/mej.2014dr0007
130003398614