研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、LCフィルタを用いずに高効率と低歪みを両立できる新しいインバータ回路を構築することである。この回路はPWM制御を用いずに複数の電圧レベルから所望の電位を選択して電圧を出力する。オン抵抗の小さな素子の選定により効率改善を図り、4素子1ユニット構成の基板により拡張性を高めた。また、遅延のない動作を実現する制御方式を検討した。これらの改良を施し3レベルの基本回路で実験を行い、高効率と正確な動作を確認した。これを13レベルまで拡張し、良好な動作特性を検証した。さらにスイッチング動作の見直しを図り、従来のインバータを凌駕する98.5%の高効率と約3%の波形歪みを達成した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)
電気学会論文誌D(産業応用部門誌)
巻: 135 号: 3 ページ: 320-321
10.1541/ieejias.135.320
130004876905