研究課題
基盤研究(C)
ステレオエコーキャンセラの学習速度を改善するための手法として、複数の全域通過フィルタ(APF)を縦続接続した前処理方式と、複数のFIRフィルタを切り替える方式を検討した。APFを用いる方式では、極の角周波数を周期的に変化させる区間と極半径を周期的に変化させる区間を交互に繰り返す方式を開発した。複数のFIRフィルタを用いる方式では、1サンプル未満の遅延変化を与えることで収束速度が最大になることを示した。また、非線形フィルタを組み合わせることも検討した。主観評価により、音質の改善を確認した。CUDAやOpenCLを用いたエコーキャンセラの並列実現も検討した。
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