研究課題
基盤研究(C)
本研究では、岩手県のある自治体における現地調査結果に基づき、仮置場に堆積している災害廃棄物の温度・発生ガス成分の特性を明らかにした。温度が高い場所で二酸化炭素濃度が上昇していたことから、好気性微生物反応により温度上昇し、その後の化学的反応熱により急激に温度上昇し、火災に至っていると推定された。温度上昇シミュレーションにより、廃棄物層は断熱効果が高く、深い場所ほど気温変動の影響を受けにくいこと、廃棄物の積み上げ高さが大きくなると、断熱効果により内部温度が上昇することがわかった。また、火災の防止のためには、積み上げ高さを抑えること、廃棄物層を切り崩して放熱効果を高めることが有効であると推定された。
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