研究課題
基盤研究(C)
鉄骨部材と鉄筋コンクリート部材が直交する接合部の応力伝達機構の解明を目的に実験的研究を行った。対象とする接合部は,柱RCはりS構造の外部接合部とし,実大の約1/2スケールの試験体を12体製作し,加力は地震時の応力状態を再現するように繰り返し静的加力を行った。実験の結果,接合部の破壊状況には,支圧破壊と掻き出し破壊の2つの破壊モードがあること,掻出し破壊耐力は既往の耐力式で評価可能であるが,内部要素の支圧耐力とほぼ同程度になること,最大耐力にRC部材せいの影響は少ないがRC部材幅の影響は無視できないこと,掻き出し破壊モードの変形性能は支圧破壊よりも脆性的であること等を明らかにした。
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コンクリート工学年次論文集
巻: 37