鋼構造骨組における形鋼ブレースの変形性能向上に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24560682
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 建築構造・材料
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 田川 浩 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70283629)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 山形鋼 / ブレース / 変形性能 / 接合部補強 / 圧縮補強 / 載荷実験 / ガセットプレート / 剛性評価 / 耐力評価 / 圧縮耐力評価 / 有限要素解析

研究成果の概要

鋼構造建築物において多く用いられている山形鋼ブレースの劣化挙動を防止し変形性能を向上することを目的として，ブレースと同一の山形鋼を端部に溶接する補強方法を検討した。この補強方法では接合部補強と圧縮補強の両方を想定している。圧縮載荷実験結果，引張載荷実験，繰返し載荷実験および有限要素解析を通じて補強効果を確認した。さらに，接合ガセットプレートの面外剛性の影響を明らかにするとともに，ブレースを既存柱梁架構に設置する際に有用となる組立補強材を用いた接合形式についても検討を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Stiffening of bolted end-plate connections with steel member assemblies (2014)
  • 著者名/発表者名: H. Tagawa, Y. Liu
  • 雑誌名: Journal of Constructional Steel Research 巻: 103 ページ: 190-199
  • DOI: 10.1016/j.jcsr.2014.09.005
  • 査読あり
• [雑誌論文] Study on Bolted Beam-to-Column Connections Stiffened with Steel Member Assemblies (2013)
  • 著者名/発表者名: H. Tagawa, Y. Liu
  • 雑誌名: Proceedings of the thirteenth East Asia-Pacific Conference on Structural Engineering and Construction 巻: USB
• [学会発表] 端部補強された山形鋼ブレース接合部の引張載荷実験 (2015)
  • 著者名/発表者名: 田川浩，山西央朗
  • 学会等名: 日本建築学会大会
  • 発表場所: 東海大学
  • 年月日: 2015-09-06 – 2015-09-08
• [学会発表] 端部補強された山形鋼ブレースの接合部引張耐力に関する研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 田川浩，高土貴寛，山西央朗
  • 学会等名: 日本建築学会中国支部研究発表会
  • 発表場所: 米子工業高等専門学校
  • 年月日: 2015-03-07 – 2015-03-08
• [学会発表] 山形鋼ブレースのガセットプレート構面外剛性評価 その１ 片持ち板モデルを用いた剛性評価式 (2014)
  • 著者名/発表者名: 田川 浩，高田裕也，山西央朗
  • 学会等名: 日本建築学会大会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2014-09-12 – 2014-09-14
• [学会発表] 山形鋼ブレースのガセットプレート構面外剛性評価 その２ 載荷実験 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高田裕也，田川 浩，山西央朗
  • 学会等名: 日本建築学会大会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2014-09-12 – 2014-09-14
• [学会発表] 端部補強された山形鋼ブレースの繰返し載荷実験 (2014)
  • 著者名/発表者名: 田川 浩
  • 学会等名: 日本建築学会中国支部研究発表会
  • 発表場所: 広島大学
• [学会発表] 端部補強された山形鋼ブレースの圧縮耐力評価 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田川 浩
  • 学会等名: 日本建築学会大会
  • 発表場所: 北海道大学