研究課題
基盤研究(C)
中世におけるイタリアと北ヨーロッパの建築の差異は、様式や図像解釈による従来の建築史的分析からだけでは理解することができない。両地域の歴史的文脈や政治的・文化的特質の違いを認識することによりさらなる深層構造から理解すべきである。例外的にイタリアのゴシックはフランスの純粋主義とは方法的には対極にあった。本研究では、社会政治的観点から把握することで、北ヨーロッパで起こったゴシック建築をイタリアがどのように受容したのか、その受容における複層的構造と諸相を明らかにした。
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地中海学会月報
巻: 365 ページ: 2-2