研究課題
基盤研究(C)
長周期型Mg合金において室温圧延後にキンク変形が観察された。長周期型Mg合金では、このキンク変形に起因して同加工度の純Mgと比較して底面配向しにくく、室温での圧延加工性に優れることがわかった。圧延後に形成したキンク帯についてIGMA分析を行った結果、キンク帯は〈0-110〉/〈1-100〉テイラー軸回転型キンク帯と〈1-210〉テイラー軸回転型キンク帯に分類され、主に底面〈a〉すべりによって導入されると考えられる。室温圧延後(50%)に803Kで7.2ksの熱処理を施すことで再結晶化した長周期型Mg合金板は、結晶粒微細化により鋳造時よりも高い硬さ値の114HV0.5を示した。
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