研究課題
基盤研究(C)
4・5・6族の高融点金属は,酸素との親和力が強く,表面に酸化皮膜を形成しやすいことから,炭素や窒素の拡散浸透によって,それらの表面に炭化物層や窒化物層を形成することは難しい。一方,我々は,4族のチタン材を鉄粉やグラファイト粉を含む混合粉末に埋め込み,窒素フロー中で1273 K付近に加熱・保持することで,その表面にチタン炭窒化物層を容易に形成できることを見出した。本研究では,モリブデンやタンタルなどに対してこの新しい表面改質法を適用し,実用技術としての有効性を検討した。
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