研究課題
基盤研究(C)
本研究では,振動発電用の材料として期待されているFe2(Dy0.73Tb0.27)合金に注目し,マイクロマイクロ引下げ法を用いて,ワイヤー状の単結晶を作製するための最適条件の探索および,その凝固特性や基礎物性を調査した.その結果,Ar+6%H2雰囲気でカルシアるつぼを用いることにより,最大引下げ速度30mm/hで直径2mmの単結晶を育成することに成功した.また,熱処理により飽和磁歪量が増加するが,1173K以上の温度で熱処理すると割れてしまうことを明らかにした.さらに,Zrの添加により飽和磁歪量が増加することを明らかとし,熱処理も加えることで飽和磁歪量は,最大で1900ppmにも達した.
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Materials Science Forum
巻: 783-786 ページ: 2497-2502
10.4028/www.scientific.net/msf.783-786.2497