研究課題
基盤研究(C)
近年、膜ろ過法による水処理技術が注目されているが、膜の汚染にともなう性能劣化(ファウリング現象)が課題である。本研究では、吸着抑制に優れた2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)ポリマーを利用した表面処理により、ファウリング対策に有効な界面制御に関する知見を得ることを目的とした。その結果、シランカップリング処理により、多孔質ガラス膜の耐ファウリング性を向上させるとともに、透水性の高いポリマー鎖のサイズ排除効果を利用する新規分離膜の開発指針が得られた。さらに、酸化物ナノ粒子を利用した処理法も検討し、孔径制御法としての有効性を示した。
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日本海水学会誌
巻: 388 ページ: 316-322
130005097758
http://ichi.biokait.jp/ichi/presen.html