研究課題/領域番号 |
24570019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡邉 守 筑波大学, 生命環境系, 教授 (80167171)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 有核精子 / 無核精子 / 交尾嚢 / 受精嚢 / 精子移動 / 精包 / 精子活性 / 単婚制 / ジャコウアゲハ / キタキチョウ / 成虫越冬 / 回転活性 / 消失数 / 有核精子束 |
研究成果の概要 |
蝶類の精子には、核をもち卵と受精できる有核精子と、核がなく受精できない無核精子が存在する。一方、雌の生殖器官は、交尾嚢と受精嚢があり、交尾に際して、精子の含まれる精包は交尾嚢へ注入される。交尾後、有核精子は精包を出て交尾嚢から受精嚢へと移動し、産卵時の受精を待つことになる。無核精子も同様の移動を行ない、有核精子よりもやや早く受精嚢に到達すると共に、有核精子よりも多量に受精嚢に移動することがわかった。しかし、単婚制のアゲハ類の場合、交尾後の時間経過と共に、受精嚢内の無核精子は失活し、無核精子の役割が精子間競争のみにあるのではなく、婚姻贈呈や有核精子の移動補助にもあることが明らかにされた。
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