研究課題
基盤研究(C)
本課題では、植物葉緑体におけるppGppの機能を明らかにするために研究を進めた。葉緑体抽出液を用いた試験管内翻訳系を構築し、ppGppが葉緑体タンパク質合成を阻害することを明らかにした。続いて、エネルギー分子として重要なGTP合成の鍵酵素であるグアニル酸キナーゼがさらに低濃度のppGppにより活性阻害を受けることを明らかにし、少なくともGTP合成とタンパク質合成へのppGppシグナルの寄与を世界に先駆けて証明した。さらに、化合物テオフィリンにより駆動するリボスイッチを利用した遺伝子発現制御系をラン藻において構築することに成功し、それをタバコ葉緑体ゲノムに適用し形質転換植物を得ることに成功した。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件)
Biosci. Biotechnol. Biochem.
巻: 78 号: 6 ページ: 1022-1025
10.1080/09168451.2014.910103
J. Biol. Chem.
巻: 289 号: 22 ページ: 15631-15641
10.1074/jbc.m113.534768
Bioscience Biotechnology and Biochemistry
巻: in press
Plant Cell Physiol.
巻: 54 号: 10 ページ: 1724-1735
10.1093/pcp/pct115
40019838886
Plant Molecular Biology
巻: 78 号: 1-2 ページ: 185-196
10.1007/s11103-011-9858-x