研究課題/領域番号 |
24570071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
奥田 一雄 高知大学, 教育研究部総合科学系, 教授 (40152417)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | サンゴ / 褐虫藻 / 細胞共生 / 微細構造 / 微細形態 |
研究成果の概要 |
サンゴ-褐虫藻の共生系の成立、維持、破綻における微細構造を明らかにした。細胞の膜系を明瞭に観察できる適切な化学固定法および凍結固定法を開発した。共生系の破綻は短時間の高水温処理で誘導され、胃層組織中の褐虫藻を含まないサンゴ細胞が先ず自己消化し、それに続いて褐虫藻を含むサンゴ細胞が胃層から脱落した。加圧凍結法および凍結割断法により、サンゴ細胞内で共生膜に包まれた褐虫藻の表層周辺構造と分裂前後の形態変化を明らかにし、褐虫藻の嬢細胞のサンゴ細胞への分配により共生系を維持する機構の存在を示した。発生初期のサンゴは自由遊泳する褐虫藻をポリプの胃腔へ誘引し、胃層細胞内に取り込むことで共生系が成立した。
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