研究課題
基盤研究(C)
タマネギバエは地下20cmぐらいまでさまざまな深さで蛹化し、温度周期が重要な羽化の同調因子となる。最高温度と最低温度の較差は土中の深さとともに小さくなり最低温度の時間は遅れていくが、どの深さの蛹も早朝に羽化する。すなわち温度較差が小さくなるほど、羽化時刻を前進させている。本研究は以下のことを明らかにした。(1)全暗と比較して全明は時計と温度周期のカプリングを弱くする。(2)概日時計には、高温あるいは低温に反応して羽化時刻を遅らせる位相と早める位相がある。(3)8℃較差と1℃較差でのperiodの発現量は振動しており、羽化と同様に8℃較差よりも1℃較差でより早くピークに達する。
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