尾索動物ミトコンドリアゲノムの遺伝子構成・配置多様性の進化と尾索動物の進化

• 研究課題/領域番号: 24570113
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生物多様性・分類
• 研究機関: 東京薬科大学
• 研究代表者: 横堀 伸一 東京薬科大学, 生命科学部, 講師 (40291702)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: ミトコンドリアゲノム / 尾索動物 / 分子系統解析 / 遺伝子配置 / tRNA / 遺伝暗号

研究成果の概要

尾索動物の進化に伴うミトコンドリア(mt)ゲノムの構造の多様化の解析と、尾索動物のmt遺伝子に基づく分子系統解析に基づき、尾索動物の進化を明らかにすることを目的とする。
オタマボヤ綱サイヅチボヤ科のFritillaria haplostomaは約4 kbpsと約6 kbpsの少なくとも2種類の環状mtゲノムを持つことが示唆された。Mt遺伝子に基づく分子系統解析によると、タリア綱が腸性目特に管鰓亜目の内群であること、管鰓亜目ディアゾナ科のRhopalaea sp.が無管亜目の群内群になること、からタリア綱並びに無管亜目と管鰓亜目からなる腸性目の分類体系の再検討が必要であると考えられる。

研究成果

• [学会発表] 動物ミトコンドリア遺伝暗号からみた遺伝暗号の進化 (2015)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、渡辺公綱
  • 学会等名: 生命の起原および進化学会第40回学術講演会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2015-03-15 – 2015-03-17
• [学会発表] 動物ミトコンドリア遺伝暗号からみた遺伝暗号の初期進化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一
  • 学会等名: 第7回アストロバイオロジーワークショップ
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-11-01 – 2014-11-02
• [学会発表] Early evolution of genetic code inferred from extant mitochondrial genetic decoding system (2014)
  • 著者名/発表者名: Yokobori, S., Watanabe, K.
  • 学会等名: EANA2014 (European Astrobiology Workshop 2014)
  • 発表場所: Edinburgh, UK
  • 年月日: 2014-10-13 – 2014-10-16
• [学会発表] ホソサイヅチボヤFritillaria haplostomaの分子系統解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、山岸明彦、西野敦雄
  • 学会等名: 第85回日本動物学会大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2014-09-14 – 2014-09-17
• [学会発表] ホソサイヅチボヤFritillaria haplostoma（尾索動物亜門オタマボヤ綱）の分子系統解析（18S rRNAとミトコンドリア遺伝子を用いて） (2014)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、山岸明彦、西野敦雄
  • 学会等名: 第16回日本進化学会大阪大会
  • 発表場所: 高槻
  • 年月日: 2014-08-21 – 2014-08-24
• [学会発表] Evolution of urochordate mitochondrial genetic code. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yokobori, S., A. Yamagishi, & K. watanabe
  • 学会等名: The 7th Tunicate International Meeting
  • 発表場所: ナポリ（イタリア）
• [学会発表] ミトコンドリア翻訳系から遺伝暗号の起源を探る。 (2013)
  • 著者名/発表者名: 渡辺公綱、横堀伸一、鈴木勉
  • 学会等名: 第15回RNAミーティング
  • 発表場所: 松山
• [学会発表] 後生動物ミトコンドリア遺伝暗号の進化（尾索動物を中心として）。 (2013)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、渡辺公綱、山岸明彦
  • 学会等名: 第15回日本進化学会年会
  • 発表場所: つくば
• [学会発表] 尾索動物ミトコンドリア遺伝暗号の進化。 (2013)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、別所義隆、渡辺公綱、山岸明彦
  • 学会等名: 第84回日本動物学会年会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] 遺伝暗号の進化：ミトコンドリア遺伝情報システムから考える (2012)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一
  • 学会等名: 生命の起原夏の学校2012
  • 発表場所: 野田
• [学会発表] How the non-standard genetic codes are deciphered by tRNA in animal mitochondria? --- characterization of mitochondrial tRNAs isolated from a squid, Loligo bleekeri. (2012)
  • 著者名/発表者名: Ohira, T., K. Miyauchi, T. Suzuki, T. Suzuki, S. Yokobori, A. Yamagishi, K. Watanabe
  • 学会等名: 第14回RNAミーティング
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] 動物ミトコンドリアの遺伝暗号の多様性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 渡辺公綱、横堀伸一、鈴木勉
  • 学会等名: 第14回日本進化学会年会
  • 発表場所: 南大沢（八王子）
• [学会発表] メンダコOpishoteuthis depressaミトコンドリアゲノム全塩基配列と頭足綱の分子系統 (2012)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、玉地学、杉山雄紀、沼波秀樹、丸山正、山岸明彦
  • 学会等名: 第83回動物学会年会
  • 発表場所: 豊中
• [学会発表] tRNAの進化に基づく動物ミトコンドリア遺伝暗号の多様性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 横堀伸一、鈴木勉、渡辺公綱
  • 学会等名: 第85回 日本生化学会大会
  • 発表場所: 福岡
• [図書] How the early genetic code was established? -Inference from the analysis of extant animal mitochondrial decoding systems-. In "Chemical Biology of Nucleic Acids: Fundamentals and Clinical Applications (eds. Erdmann, V. A., W. T. Markiewicz, & J. Barciszewski)" (2014)
  • 著者名/発表者名: Watanabe, K., & S. Yokobori
  • 総ページ数: 599
  • 出版者: Springer