研究課題
基盤研究(C)
真核生物(ヒト)のDNA修復において機能する修復タンパク質がDNAとどのように相互作用し、損傷部位を認識するのかを、これまで開発してきた1分子計測顕微鏡を用いて、1分子可視化した。その結果、DNA損傷認識に関わるXPC複合体(XPC-RAD23B)が損傷DNAに高いアフィニティで結合すること、DNA上で1次元拡散運動を行っていることを明らかにした。これら1次元拡散運動の拡散係数の値は広く分布しており、このことはXPC複合体が必ずしもDNAのらせんに忠実に沿って動かず、DNA上をより速く移動し、長大な非損傷DNAに存在する損傷を効率よく、かつ確実に見つけ出していることを示唆している。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 6件) 備考 (1件)
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