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ターゲットオブラパマイシン複合体2の制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24570217
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

森ケ崎 進  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 研究員 (90242487)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードターゲットオブラパマイシン / 分裂酵母 / グリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素 / MAPキナーゼ / 低分子型GTPase
研究概要

ターゲットオブラパマイシン(TOR)は代謝、増殖など細胞の重要機能を調節・制御し、老化および生活習慣病、癌などの疾病に関与すると言われている。モデル生物の分裂酵母はTORC2欠損が生存可能であるなど多くの利点があり、本研究の目的は、分裂酵母を用いてTORC2の制御機構を解明し、得られた知見をヒトのTORC2研究に提供することにある。平成24年度の成果を以下に示す。
1, 先行研究において同定したTORC2制御因子、Ryh1とTdh1の遺伝学的相互作用を解析した。これら二つの因子はそれぞれ異なる機構によりTORC2を制御すると推測され、今後はこれら因子に関する解析を個別に行うこととし、平成24年度はTdh1に焦点を当てた。
2, Tdh1がTORC2構成因子のうちSte20を除く因子およびTORC2の基質であるGad8と結合することを明らかにした。また、細胞の酸化ストレス処理はSin1, Tor1およびGad8のTdh1との結合を増強した。Sin1はGad8をTORC2にリクルートする因子であり、Tor1はGad8をリン酸化する酵素である。従って今回の結果は、酸化ストレス条件下においてTdh1がSin1-Gad8-Tor1間の結合を補強するアダプター因子として働くことを示唆する。
3, Tdh1をコードする遺伝子tdh1+の破壊がTORC2-Gad8経路およびストレス応答性MAPK(Spc1)経路の酸化ストレス応答を減弱させるため、これらの経路間のクロストークを解析した。Spc1欠損株において酸化ストレスによるGad8の活性化が亢進された。従って、Spc1によるTORC2制御機構の解明も研究対象に加えることにした。そこで、Tdh1とSpc1経路による協調的なTORC2制御を理解する目的で、これらの接点となるMAPKKK複合体の制御機構を解析し、その成果を学術論文として公表した。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Response regulator-mediated MAPKKK heteromer promotes stress signaling to the Spc1 MAPK in fission yeast2013

    • 著者名/発表者名
      Morigasaki, S., Ikner, A., Tatebe, H., and Shiozaki, K.
    • 雑誌名

      Mol Biol Cell

      巻: 24 号: 7 ページ: 1083-92

    • DOI

      10.1091/mbc.e12-10-0727

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 分裂酵母Mcs4, Wis4, Win1のヘテロ複合体を介したストレス情報伝達機構

    • 著者名/発表者名
      森ヶ﨑 進、Aminah Ikner、建部 恒、高木 博、塩﨑 一裕
    • 学会等名
      酵母遺伝学フォーラム
    • 発表場所
      京都大学宇治キャンパス おうばくプラザ
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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