研究課題
基盤研究(C)
最近,当研究室において,線虫のオス特異的遺伝子spe-45を同定した.この遺伝子は精子と卵子の融合に必須であることから,SPE-45タンパクと結合する精子因子または卵子因子の同定を試みた.まず,FLAGタグ(目印)を付けたSPE-45タンパクの遺伝子をspe-45変異体内で発現させた結果,変異体の不妊が約70%回復した.現在,このタグに対する抗体を用いてSPE-45と結合しているタンパク質を探索中である.一方,卵子特異的な遺伝子の変異体も順次作製している.仮にその変異体が不妊であれば,破壊された遺伝子は配偶子間融合に関係している可能性が高い.今後も,変異体の作製を継続する予定である.
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血栓止血誌
巻: 23 ページ: 594-598
130003367333
http://www.setsunan.ac.jp/~bio/labo/nishimura.html