配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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研究概要 |
ネギ「北葱」由来自殖系統の9つの組織、ステージからmRNAを抽出し、等量のRNA混合物を作成後、完全長均一化cDNAを合成し、GS-FLXによる配列取得を行った。アセンブルにより4.2万のコンティグ(リファレンス配列)を得た。また、ネギ3系統の様々な組織、ステージ(計8サンプル)からmRNAを抽出して、HiSeq2000による配列取得を行い、アセンブルにより12.1万のコンティグを得た。これらのアセンブル配列をリファレンス配列と統合して、54,862のunigene set(TSA)を得た。 ネギTSA配列とタマネギEST配列(約1.4万)とを比較し、10,668個が相互にトップヒットの関係を示し、これらの配列はオルソロガスな関係と推察された。 5.4万のネギTSAから、SSR検索した結果、2,074のunigeneの2,396箇所でSSRモチーフが検出され、395組のEST-SSR特異的プライマーセットを設計した。 HiSeq2000により得られた各系統のアセンブル配列から、9,002のSNPと4,335のInDelを検出した。この中で主に2bp以上のInDelをターゲットとしたプライマーセット、ならびにSNPをターゲットとしたCAPSプライマーセットを、それぞれ244、117組を設計した。 さらに、 GS-FLXから得た2.6万のコンティグ(>500bp)を用いてイネゲノム配列との比較を行った結果、1.7万のコンティグがイネと高い相同性を示すとともに、このうち2,668コンティグの5,505箇所において、イネゲノム上のexon-intron境界と相同性を示し、これらの推定イントロン領域をターゲットとするイントロンマーカーを設計した。 これらのネギTSA由来マーカーを用いて、364マーカー、17連鎖群からなる全長1,150cMの連鎖地図を構築した。
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