バックキャスティングアプローチによる社会・生態システム土地利用計画手法の開発

• 研究課題/領域番号: 24580053
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 園芸学・造園学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (90316042)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 東日本大震災 / 高台移転 / 土地利用 / ソーシャルネットワーキング / 人口減少 / 気仙沼市 / プラットフォーム / 生物相 / 流域圏 / オーラルヒストリー / グリーンインフラストラクチャー / ドナウ川 / 社会・生態システム / 被災地 / 生態系サービス / バックキャスティング

研究成果の概要

本研究は日本の人口減少に対応し、自然環境と社会環境の両面から持続可能な土地利用計画手法を明らかにすることを目的とした。東日本大震災の被災地の一つである気仙沼市を主な研究対象地とし、持続的な復興のあり方を検討し、行政や地域住民を始めとしたステークホルダーに提案することをもう一つの目的とした。研究は、自然科学的なアプローチと社会科学的なアプローチの両面から実施した。自然科学的なアプローチにおいては、気仙沼市中心部を始め、被災地の土地利用の変遷や被災の状況を地理情報システムを用いて分析した。津波被災地の一つである気仙沼市舞根地区においては、津波の影響を受けた陸域と淡水域の生物相調査を実施した。

研究成果

• [雑誌論文] 津波避難場所選定指標を用いた現状の避難ビル適地選定分析--鎌倉市における事例研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 伊藤渚生・一ノ瀬友博
  • 雑誌名: 都市計画報告集 巻: 13 ページ: 156-159
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Potential plant biomass estimation through field measurement and vegetation cover mapping using ALOS satellite imagery : Case study of Fujiyoshida City, Japan (2014)
  • 著者名/発表者名: Doko T., Chen W., Qazi O., Okabayashi S., Meguro D., Kanamori T., Jones M., Kawata C., Yagasaki T., Ichinose T., Sasaki K.
  • 雑誌名: ISRSE35 Proceedings of IOP Conference Series : Earth and Environmental Science (EES) 巻: 17 012078 ページ: 1-6
  • DOI: 10.1088/1755-1315/17/1/012078
  • 査読あり
• [雑誌論文] オーラルヒストリーの収集と分析による東日本大震災以前の記憶と地域イメージ--宮城県気仙沼市唐桑町舞根地区の事例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 矢ヶ崎太洋・一ノ瀬友博
  • 雑誌名: 農村計画学会誌 巻: 32 ページ: 209-214
  • NAID: 130004705512
  • 査読あり
• [雑誌論文] 福島県いわき相双地域における木質バイオマス利活用システムの検証 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小山敦士・一ノ瀬友博
  • 雑誌名: 農村計画学会誌 巻: 32 ページ: 24-28
  • NAID: 10031185665
• [雑誌論文] Green infrastructure in preindustrial Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: Ichinose, T.
  • 雑誌名: Zoll+ 巻: 21 ページ: 96-99
• [学会発表] Relocation of Residential Area and Debate of Breakwater Construction in Moune District, Kesennuma City after the 2011 Tsunami Disaster (2015)
  • 著者名/発表者名: Ichinose, T., Yagasaki, T. Itagawa, S.
  • 学会等名: Tokyo Conference on International Study for Disaster Risk Reduction and Resilience ― Towards a new science and technology to consolidate disaster risk reduction and sustainable development
  • 発表場所: The University of Tokyo
  • 年月日: 2015-01-15
• [学会発表] 東日本大震災を契機とした住宅再建・集団移転事業の現実と課題--宮城県沿岸15自治体を対象として (2014)
  • 著者名/発表者名: 吉次翼・矢ケ﨑太洋・大江守之・一ノ瀬友博
  • 学会等名: 第7回地理空間学会大会
  • 発表場所: 立教大学新座キャンパス
  • 年月日: 2014-06-28
• [学会発表] Green infrastructure in reconstruction after the 2011 earthquake and tsunami: case study of historical change on Awaji Island in Japan (2014)
  • 著者名/発表者名: Ichinose, T.
  • 学会等名: The 9th Taipei International Digital Earth Symposium
  • 発表場所: Chinese Culture University, Taipei
  • 年月日: 2014-05-30
  • 招待講演
• [学会発表] ヨーロッパのグリーンインフラストラクチャー－ドナウ川流域の事例－ (2014)
  • 著者名/発表者名: 一ノ瀬友博
  • 学会等名: 平成25年度都市緑化技術研修会
  • 発表場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター
  • 招待講演
• [学会発表] Sustainable reconstruction in rural areas of Japan from the disaster of 11 March 2011 (2013)
  • 著者名/発表者名: Ichinose, T.
  • 学会等名: International symposium rethinking nature in contemporary Japan: science, economics, Politics
  • 発表場所: Venice
  • 招待講演
• [学会発表] 住宅再建・集団移転事業の運用実態と今後の展望
  • 著者名/発表者名: 吉次翼・一ノ瀬友博
  • 学会等名: 震災復興シンポジウム「宮城県における津波被災地の現状と課題~地域コミュニティの連携と持続性の視点から~」
  • 発表場所: エル・ソーラ仙台
  • 招待講演
• [学会発表] オーラルヒストリー復興まちづくり -宮城県気仙沼市舞根地区の事例-
  • 著者名/発表者名: 矢ヶ崎太洋・一ノ瀬友博
  • 学会等名: 震災復興シンポジウム「宮城県における津波被災地の現状と課題~地域コミュニティの連携と持続性の視点から~」
  • 発表場所: エル・ソーラ仙台
• [学会発表] 宮城県気仙沼市舞根地区の津波浸水域における陸水生物相
  • 著者名/発表者名: 樋口陽平・板川暢・一ノ瀬友博
  • 学会等名: 第10回環境情報科学ポスターセッション
  • 発表場所: 日本大学会館
• [学会発表] 東日本大震災以前の地域イメージの復元 - 宮城県気仙沼市舞根地区の事例 -
  • 著者名/発表者名: 矢ヶ崎太洋・一ノ瀬友博
  • 学会等名: 第6回地理空間学会大会
  • 発表場所: 筑波大学筑波キャンパス春日地区
• [学会発表] Potential plant biomass estimation through field measurement and vegetation cover mapping by ALOS satellite imagery
  • 著者名/発表者名: Doko T. , Chen, W., Qazi, O., Okabayashi, S., Meguro, D., Kanamori, T., Jones, M., Kawata, C., Yagasaki, T., Ichinose, T., and Sasaki, K
  • 学会等名: 35th International Symposium on Remote Sensing of Environment
  • 発表場所: Beijing, China
• [学会発表] オーラルヒストリーの収集と分析による東日本大震災以前の記憶と地域認識－宮城県気仙沼市唐桑町舞根地区の事例－
  • 著者名/発表者名: 矢ヶ崎太洋・厳網林・一ノ瀬友博・板川暢・伊藤渚生・金森貴洋
  • 学会等名: 農村計画学会震災復興シンポジウム
  • 発表場所: 盛岡市
• [図書] もうね語り部帖第二号 (2014)
  • 著者名/発表者名: 一ノ瀬友博・板川暢・矢ケ﨑太洋・樋口陽平・三澤義大
  • 総ページ数: 28
  • 出版者: 慶應義塾大学SFC研究所気仙沼復興プロジェクト
• [図書] ザ・環境学--緑の頭のつくり方 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小林光・池田靖史・一ノ瀬友博・厳網林・行木美弥編
  • 総ページ数: 240
  • 出版者: 勁草書房