活性酸素の生成機構の解明とその応用

• 研究課題/領域番号: 24580145
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用生物化学
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 藤井 道彦 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科, 准教授 (80285155)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 活性酸素 / 老化 / oxidative stress / C. elegans

研究成果の概要

酸素は多くの生物の生存に必須であるが、その一部は活性酸素へと変化し、老化や疾病などの生命機能の劣化を引き起こす。私たちは、モデル生物の線虫Caenorhabditis elegansや出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeを用い、活性酸素の生成や消去に関わる遺伝子を研究している。本研究ではC. elegansの酸化ストレス高感受性遺伝子を新たに同定し、また、S. cerevisiaeの酸化ストレス抵抗性遺伝子の機能解析を行った。また、C. elegansを用いて抗酸化ストレス活性を示す機能性物質のスクリーニングを行い、有望な候補を見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Molecular basis for premature senescence induced by surfactants in normal human cells (2014)
  • 著者名/発表者名: Yamakami Y, Miki K, Yonekura R, Kudo I, Fujii M, Ayusawa D.
  • 雑誌名: Biosci Biotechnol Biochem 巻: 78 号: 12 ページ: 2022-9
  • DOI: 10.1080/09168451.2014.946391
  • 査読あり
• [雑誌論文] ERK1/2 mediates unbalanced growth leading to senescence induced by excess thymidine in human cells. (2012)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi Y, Lee SS, Arai R, Miki K, Fujii M, Ayusawa D.
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun. 巻: 425 号: 4 ページ: 897-901
  • DOI: 10.1016/j.bbrc.2012.08.006
  • 査読あり
• [雑誌論文] Systematic screen for genes involved in the regulation of oxidative stress in the nematode Caenorhabditis elegans (2012)
  • 著者名/発表者名: S. Ueno, K. Yasutake, D. Tohyama, T. Fujimori, D. Ayusawa, M. Fujii
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun 巻: 420 号: 3 ページ: 552-557
  • DOI: 10.1016/j.bbrc.2012.03.032
  • 査読あり
• [学会発表] 高分子合成不均衡の是正によるヒト細胞老化の抑制 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高氏 裕貴、和田 卓巳、工藤 生、三木 健輔、藤井 道彦、鮎澤 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2015年度大会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] 育毛効果を有するアーユルヴェーダハーブの探索 (2015)
  • 著者名/発表者名: 三木健輔、米倉佑香、高氏裕貴、Mohammad N Hossain、鮎沢大、藤井道彦
  • 学会等名: 日本農芸化学会2015年度大会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] 表皮角化細胞の増殖を促進するアマラキ（Emblica officinalis）含有成分の解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 森野香子、山上義巳、三木健輔、Mohammad N Hossain、鮎沢大、藤井道彦
  • 学会等名: 日本農芸化学会2015年度大会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] 細胞老化における核膜タンパク質の役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 新井留実, 三木健輔, 藤井道彦, 鮎沢大
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-27
• [学会発表] 細胞老化におけるMAPキナーゼおよび細胞周期チェックポイント機構の役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 工藤 生, 野沢 愛実, 三木 健輔, 藤井 道彦, 鮎沢 大
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-27
• [学会発表] 5-ブロモデオキシウリジンで誘導されたヒト老化細胞におけるヌクレオソーム構造変化の解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 末松佑理、山上義巳、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-27
• [学会発表] 高分子合成不均衡の是正によるヒト細胞老化の抑制 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高氏 裕貴、和田 卓巳、工藤 生、新井 留実、圓 敦貴、山上 義巳、三木 健輔、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-26
• [学会発表] 5-ブロモデオキシウリジンによる老化応答遺伝子のヌクレオソーム構造の変化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 末松佑理、山上義巳、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] DNA損傷に対するアーユルヴェーダハーブの防御効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高氏裕貴、森野香子、三木健輔、山内正剛、Hossain Mohammad N、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 線虫の脂肪蓄積を抑制するアーユルヴェーダハーブの探索 (2014)
  • 著者名/発表者名: 武田あすか、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 米倉佑香、Hossain Mohammad N、三木健輔、山下律郎、藤井道彦、鮎沢大 (2014)
  • 著者名/発表者名: アーユルヴェーダハーブのヒト毛乳頭細胞における遺伝子発現への効果
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] メラノサイトの機能に影響を及ぼすアーユルヴェーダハーブの探索 (2014)
  • 著者名/発表者名: 十文字浩美、三木健輔、Hossain Mohammad N、山下律郎、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] エレクトロポレーション法による様々な生物種への遺伝子導入 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山上義巳、早川清、早川靖彦、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 細胞老化を導く不均衡増殖の是正 (2013)
  • 著者名/発表者名: 和田卓己、高氏裕貴、山上義巳、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] 細胞老化に伴う核内及び核膜構造の変化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 新井留実、三木健輔、藤井道彦、鮎澤大
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] Gタンパク質γサブユニットGNG11の細胞老化における役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 工藤生、伊藤陽平、古賀慎太郎、Hossain Mohammad N、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] アーユルヴェーダハーブのDNA損傷防護作用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 高氏裕貴、森野香子、三木健輔、山内正剛、Hossain Mohammad N、藤井道彦、鮎澤大
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] NEPA21を用いた電気パルス法による細胞への遺伝子導入 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山上義巳、早川清、早川靖彦、三木健輔、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] 準致死量の界面活性剤によるヒト正常細胞の未成熟老化の誘導機構
  • 著者名/発表者名: 山上 義巳、三木 健輔、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] メラノサイト機能に影響を及ぼすアーユルヴェーダハーブの探索
  • 著者名/発表者名: 三木 健輔、粕谷 裕樹、Mohammad N HOSSAIN、山下律郎、藤井道彦、鮎沢大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] Gタンパク質γサブユニットGNG11の細胞老化における役割
  • 著者名/発表者名: 工藤 生、伊藤 陽平、古賀 慎太郎、Mohammad N Hossain、三木 健輔、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] 細胞老化に伴う核内及び核膜構造の変化
  • 著者名/発表者名: 新井 留実、三木 健輔、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] チェックポイントキナーゼ（Chk1, 2）の過剰チミジンによる細胞老化誘導における役割
  • 著者名/発表者名: 杉本 量平、野沢 愛美、米倉 隆造、三木 健輔、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] 細胞老化の不均衡増殖モデルの検証
  • 著者名/発表者名: 和田 卓巳、三木 健輔、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] アーユルヴェーダハーブの放射線防護効果
  • 著者名/発表者名: 高氏 裕貴、尾崎 洋子、三木 健輔、山内 正剛、Mohammad Nazir Hossain、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）
• [学会発表] ヒト毛乳頭細胞におけるアーユルヴェーダハーブの生理作用
  • 著者名/発表者名: 米倉 佑香、山口 葉子、Mohammad N Hossain、三木 健輔、山下 律郎、藤井 道彦、鮎沢 大
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 仙台（宮城県）