研究課題
基盤研究(C)
栽培イネ(Oryza sativa)は、植物ホルモンのジベレリンだけでなく、フィトカサン、モミラクトン、オリザレキシンといったフィトアレキシンなど多様なジテルペノイドを生合成することが知られている。本研究では、それらの生合成初期段階に関与する酵素遺伝子は、生長制御あるいは病害抵抗といった生理的役割に応じて発現場所が異なることを示した。さらに、フィトアレキシンのモミラクトンとフィトカサンの生合成は野生イネOryza rufipogonでも検出され、それらの生合成は、人類による栽培化や育種以前に存在していたことを明らかにした。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
Journal of Experimental Botany
巻: 66 号: 1 ページ: 369-376
10.1093/jxb/eru424