研究課題/領域番号 |
24580279
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
加戸 隆介 北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (40161137)
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研究分担者 |
難波 信由 北里大学, 海洋生命科学部, 准教授 (20296429)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 生物多様性 / 潮間帯生物相 / チシマフジツボ / ナンオウフジツボ / キタムラサキウニ / 捕食圧 / 東日本大震災 / 地盤沈下 / 潮間帯 / 生物相遷移 / 外来フジツボ / 地盤沈下の影響 |
研究成果の概要 |
東日本大震災による大規模地盤沈下による潮間帯生物群集への影響を明らかにするため、3年間に渡り岩手県越喜来湾の防波堤壁面上の生物遷移過程を調査した。その結果、地盤沈下した裸地にチシマフジツボが最初に付着したことに加え、津波により雑食性のキタムラサキウニが一時的に激減したことにより、潮間帯には一時的に多様性の高い生物群集が形成された。しかし、その後のキタムラサキウニの密度増加とともに多様性は減少し、2014年末には震災前に似たキタムラサキウニのみが優占する磯焼け状態に戻りつつある。この遷移過程は過去に行われた実験と酷似し、キタムラサキウニの生態学的影響の大きさが本震災で検証された。
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