研究課題
基盤研究(C)
養殖魚の水銀レベルを低下させるため,いくつかの手段を講じた。水銀排出を促進するシステインを餌に混入させた場合,0.1%の混入率があれば,0%の場合と比較して有意に水銀の蓄積量が少なくなった。また,マダイの腸管を使い,水銀の吸収を抑える物質を野菜汁から探したところ,25種類の野菜のうち10種類に水銀吸収を抑える効果があり,その物質は分子量3000以上の水溶性食物繊維である可能性が示唆された。また,システインを配合飼料に混入させて飼育実験を行ったところ,0.1%から10%添加区において有意な水銀蓄積の抑制が認められたが,0.01%および0.05%では有意差は見られなかった
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Food Chemistry
巻: 147 ページ: 340-345
10.1016/j.foodchem.2013.09.157
巻: 133 ページ: 1326-1332