研究課題
基盤研究(C)
軽度の酸欠で活性酸素種(ROS)が生じ,これを消去する抗酸化物質の生成が促進されるという植物生理学的根拠から,高機能性根菜類の効率的生産に資する研究を試みた.サツマイモ塊根にROSを生じうるガス交換阻害(塊根表面を濡らす)処理を短時間施すと,肥大に影響なくα-トコフェロール含量が増加した.この時,塊根では軽いストレスが生じていることを電解質漏出で確認した.ROSを生じうる高温処理を短時間施した場合もストレスが生じていた.このように,一時的なガス交換阻害や高温処理によって塊根肥大・品質に影響ない軽度な酸素ストレスを生じさせて抗酸化物質含量を増加させる環境調節が実用可能であることを示した.
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Environment Control in Biology
巻: 53 号: 1 ページ: 13-16
10.2525/ecb.53.13
130004944237
Environment Control in Biology
巻: 50 ページ: 297-303
10031122495