研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的はウシの精子や二倍体細胞のDNA損傷を可能な限り抑えた凍結乾燥 (FD) 条件を決定し、胚盤胞の量産システムを確立することである。以下の結果が得られた。(1) ヘモリジン変異体によるトレハロースの積極的導入はFD後の顆粒膜細胞のDNA損傷を抑制しなかった。(2) FDケーキが潰れる”コラプス”発生にはFDバッファーのTg’が関係し、トレハロース添加がTg’上昇とコラプス抑制に有効だった。(3) 未受精卵のガラス化・加温後の蘇生改善には回復培養液へのROCK阻害剤やαトコフェロールの添加が有効だった。(4) FD精子ならびにFD二倍体細胞に由来する胚盤胞の体外作出に成功した。
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