研究課題
基盤研究(C)
netB保有ウェルシュ菌は我が国でも広く存在し、健常鶏にも感染していることが明らかとなった。netBは接合性プラスミド上に存在するが、容易に伝播するものではなく、同一地域に蔓延するnetB保有株は単一ないし少数であった。NetBはニワトリが属するキジ目や一部の鳥類に限定された非常に特異性の高い毒素活性を有する孔形成毒素であった。NetBは、標的細胞の非ラフト領域において、細胞膜のコレステロールの関与無しに結合し、膜の流動性の影響を受けず近傍のモノマー同士が重合しオリゴマーを形成することが明らかとなり、NetBの細胞への結合から孔形成までの一連の分子動態の一部が解明された。
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Microbiol Immunol
巻: 57 号: 3 ページ: 163-169
10.1111/1348-0421.12017
40019615121