研究課題
基盤研究(C)
剛直な面不斉ポリ芳香族化合物である[2.2]パラシクロファンを基本骨格とし,1)その骨格に芳香環スペーサーを介して触媒活性をもつ官能基や配位官能基を結合させた化合物,並びに2)骨格に嵩高いピレニル基を結合させて,反応の遷移状態においてπ結合や,C-H,カチオン等との相互作用が生じることで位置や立体選択性を制御するよう設計した化合物をそれぞれ合成し,それらの不斉触媒または配位子としての能力を調査する研究を行った。その結果,1の研究において,酸塩基複合型ホスフィン触媒及びC2対称型ビスオキサゾリン配位子が,芳香環スペーサーの存在及び修飾により各種不斉反応に対し有効に働くことを実証した。
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