研究課題
基盤研究(C)
イナミドは電子豊富なアルキンであることから、求電子剤に対して高い反応性を示すだけでなく、そのアミド部位を光学活性体とすることで不斉反応へと展開できる有望な合成素子である。私は、イナミドを基質とするヨード環化反応を精査した結果、ベンゾフラン合成はわずか3秒で完結することを見出した。またホモプロパルギルヒドラジドを基質とした場合、通常のアルキンでは進行しない6-endo環化反応がイナミドでは進行することを明らかにした。更にキラルなイナミドを用いたヨード環化反応についても検討し、光学活性なスピロ環や三環性骨格の構築にも成功した。
すべて 2015 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (20件) 備考 (4件)
J. Org. Chem.
巻: 79 号: 12 ページ: 5914-5920
10.1021/jo500903y
Angew. Chem. Int. Ed.
巻: 53 号: 27 ページ: 6960-6964
10.1002/anie.201309258
Biochem Biophys Res Commun.
巻: 444 号: 1 ページ: 24-29
10.1016/j.bbrc.2013.12.144
Biomol. NMR Assign.
巻: 7(2) 号: 2 ページ: 253-265
10.1007/s12104-012-9421-y
Nature Methods
巻: 10(10) 号: 10 ページ: 1007-1012
10.1038/nmeth.2635
The Journal of Biological Chemistry
巻: 288 号: 46 ページ: 33071-33080
10.1074/jbc.m113.477356
Chem. Eur. J.
巻: 19(16) 号: 16 ページ: 4992-4996
10.1002/chem.201204423
J. Phys. Chem. B
巻: 117 号: 13 ページ: 3449-3458
10.1021/jp308765t
Mol Biol Evol
巻: 29 号: 11 ページ: 3281-96
10.1093/molbev/mss139
http://www.kobepharma-u.ac.jp/ocls/
http://www.kobepharma-u.ac.jp/guid/guid_09d.html
http://www.kobepharma-u.ac.jp/~ocls/