研究課題
基盤研究(C)
ヒト、ウシ及びヒツジ細胞株のmRNAを解析し、プリオン蛋白質(PrP)のGPIアンカーシグナル配列が欠落したスプライス変異型プリオン蛋白質(PrPSV)を同定した。PrP遺伝子欠損マウス細胞株HpL3-4にレトロウイルスベクターを用いてPrP又はPrPSV遺伝子を導入し、安定産生株を得た。ヒツジスクレイピーを添加して培養したヒツジPrP又はPrPSV産生細胞株でProteinase K (PK)抵抗性PrPを確認したが、ベクターだけの導入では抵抗性を示さず、PK抵抗性PrPの増加が示唆された。樹立したPrP又はPrPSVの安定産生株は、感染やプリオン病発症機構の解明への寄与が期待される。
すべて 2014 2012 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件)
Pharmaceutical and Medical Device Regulatory Science
巻: 45 ページ: 442-451
40020101742
Viruses
巻: 4 号: 11 ページ: 3109-3131
10.3390/v4113109