研究課題
基盤研究(C)
今回の研究から、急性虚血で誘発される心室性頻脈性不整脈の発生にSGLT1は、細胞内カルシウム過負荷とそれに伴う興奮は伝導速度の低下に関与している可能性が示唆された。さらに慢性的心臓圧負荷によって心筋のSGLT1遺伝子およびタンパク発現が増加していることが証明され、SGLT1遺伝子欠損マウスでは、この慢性的心臓圧負荷で誘発された心筋リモデリング(心筋肥大、左心室筋組織の線維化の増大)、心不全(左室短縮率の低下)および心室性頻脈性不整脈の発症抑制される可能性が示唆された。本研究から、新規抗不整脈薬開発および心不全治療薬としてのSGLT1阻害薬の可能性について新しい知見が得られた。
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Biological & Pharmaceutical Bulletin
巻: 37
130004057424