研究課題
基盤研究(C)
造血幹細胞の制御法の確立は、造血幹細胞移植の効率化や、白血病などの悪性血液疾患の根治療法の実現に向けた重要な課題である。研究代表者らは、線維素溶解系に着目した研究を行い、放射線照射などの移植前処置によって骨髄ニッチからPAI-1が産生されることを見いだした。そして、PAI-1欠損マウスを利用した解析により、PAI-1が造血再生の抑制因子であることを明らかにした。さらに、PAI-1活性を特異的に阻害する低分子化合物を移植時に投与することにより造血再生が促進されるだけでなく、長期間にわたって幹細胞活性が維持されるという理想的な再生医療法を提示することに成功した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
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