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色素幹細胞の運命制御における酸化ストレス応答の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24590477
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

砂山 潤  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 特任助教 (80466606)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード色素幹細胞 / 放射線 / UV / 活性酸素 / Nrf2 / Keap1
研究概要

研究の目的
皮膚の色素幹細胞は加齢やゲノムストレスによって自己複製しなくなると、色素細胞が不足するため、毛が生え変わるたびに白髪になる。一方、色素細胞系譜のメラノーマはゲノムストレス毒性ストレスに抵抗し予後が悪いことが知られている。そこで、一定レベル以上のゲノムストレスに応答して色素幹細胞の運命を制御する仕組みを想定し、その分子基盤を酸化ストレスに着目して探る。これにより、色素幹細胞における加齢変化や変異蓄積に伴って、色素幹細胞が癌幹細胞の性質を獲得するメカニズムを明らかにし、治療へと役立てる。
研究結果
活性酸素(ROS)による色素幹細胞システム制御の検討
放射線や紫外線によりROSが色素幹細胞システムに発生するかをROSによって産生されるDNA酸化物8-oxo-dGuoの量でモニターしたところ、ストレスの種類と相関性があることが明らかになった。さらに、マウスに抗酸化剤を投与したところ、放射線や紫外線による毛色の変化が抑制され、色素幹細胞の自己複製能がROSによって制御されていることが分かった。また、酸化ストレスによりKeap1により抑制が解除される酸化ストレスセンサータンパク質Nrf2の発現を調べたところ、Nrf2の発現上昇とも相関性があることが判明した。Nrf2の発現箇所を色素幹細胞マーカーであるc-Kitやニッチの一つである毛包幹細胞マーカーのK15、CD34、S100a6を用いた二重染色により調べたところ、Nrf2はユビキタスに発現していることが明らかとなった。現在Nrf2欠損マウスについて調べている。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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