研究課題
基盤研究(C)
細胞周期を制御するCyclin D1(a)のsplicing variantとして見出されたCyclin D1bは、正常組織ではほとんど発現していないが膀胱癌など多くのヒト癌組織で発現が検出される。我々はこのCyclin D1bのトランスジェニックマウスを作製し、この遺伝子が生体内で癌遺伝子として働くことを世界に先がけて証明し、直腸において雌特異的に前癌病変(SSA)から腺癌を発症するモデルマウスの樹立に成功した。またこの直腸腫瘍の発生にはCyclin D1bによるエストロゲンレセプターβ の発現亢進と細胞増殖シグナルを担うAktとErk の活性化が重要な役割を果たしていることも明らかにした。
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Molecular Carcinogenesis
巻: in press 号: 1 ページ: 52-63
10.1002/mc.22258
Carcinogenesis
巻: 35 号: 1 ページ: 227-236
10.1093/carcin/bgt293
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqmicro/