研究課題
基盤研究(C)
タイ肝吸虫感染による胆管癌の新たな腫瘍マーカーの検索を行った。候補腫瘍マーカーの解析から、MFGE8およびS100Pを絞り込んだ。動物モデルの発癌過程に伴う発現の早期上昇、胆管癌細胞に局在した高い発現、癌患者の血清・胆汁の高い濃度などから、MFGE8およびS100Pは組織・血液検査による診断に応用ができる。また、高い発現は腫瘍の悪性度及び転移、患者の低生存率と相関してあり、独立予後因子として認められた。さらに、発現のノックダウンは、胆管癌細胞の増殖を抑制、抗癌剤に対する感受性を増強した。MFGE8およびS100Pは胆管癌の診断、予後及び治療標的の新規バイオマーカー候補を確定した。
すべて 2015 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)
International Journal of Cancer
巻: -
Tumor Biology
巻: 35 号: 3 ページ: 1985-1995
10.1007/s13277-013-1264-3
Pathol Oncol Res
巻: 19 号: 1 ページ: 55-62
10.1007/s12253-012-9557-1
Parasitol Res
巻: 112 号: 12 ページ: 4211-4219
10.1007/s00436-013-3613-y
巻: (In press) 号: 4 ページ: 1169-1178
10.1007/s13277-012-0360-0
巻: 33 号: 5 ページ: 1785-1802
10.1007/s13277-012-0438-8
巻: 110 号: 6 ページ: 2271-2279
10.1007/s00436-011-2759-8
巻: 18 号: 2 ページ: 227-237
10.1007/s12253-011-9432-5