インフルエンザウイルス分節化ゲノムの高次集合体形成とＲａｂ１１依存的極性輸送機構

• 研究課題/領域番号: 24590558
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: ウイルス学
• 研究機関: 北里大学
• 研究代表者: 百瀬 文隆 北里大学, 感染制御科学府, 講師 (90332204)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: インフルエンザウイルス / RNP複合体 / 極性輸送 / Rab11 / ゲノム集合

研究成果の概要

A型インフルエンザウイルスの分節化ゲノムは、子孫ウイルス粒子に取り込まれるまでに、8分節のRNAゲノム－タンパク質複合体(vRNP)が選択的に集合し高次複合体を形成すると考えられている。本研究では感染細胞内vRNPの輸送と集合機構に着目し、vRNP分節間の近接度を測定する実験系を確立した。これにより、分節集合がvRNP核外移行後の細胞質において、微小管輸送に依存せず起きていることを実証した。

研究成果

• [学会発表] 2A自己開裂ペプチドを用いたインフルエンザウイルスRNAポリメラーゼのポリシストロニック発現 (2014)
  • 著者名/発表者名: 百瀬 文隆、森川 裕子
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜市・パシフィコ横浜
  • 年月日: 2014-11-27
• [学会発表] 自己開裂ペプチドを用いたインフルエンザウイルスRNA ポリメラーゼのポリシストロニック発現 (2014)
  • 著者名/発表者名: 百瀬 文隆、森川 裕子
  • 学会等名: 第62回 日本ウイルス学会学術集会
  • 発表場所: 横浜市・パシフィコ横浜
  • 年月日: 2014-11-11
• [学会発表] Identification of functional domains of class II Rab11-FIPs that participate in the polarized transport of influenza virus vRNP. (2013)
  • 著者名/発表者名: Fumitaka Momose, Takashi Ohkura, Yuko Morikawa
  • 学会等名: 15th International Conference on Negative Strand Viruses
  • 発表場所: Granada, Spain
• [学会発表] インフルエンザウイルスvRNP複合体の細胞内輸送と選択的集合に関する考察 (2013)
  • 著者名/発表者名: 百瀬 文隆
  • 学会等名: 第１回感染コンピテンシー若手研究会
  • 発表場所: 神奈川県
• [学会発表] 感染細胞内インフルエンザウイルスvRNPの非変性検出を可能とする手法改良の試み (2013)
  • 著者名/発表者名: 百瀬 文隆、森川 裕子
  • 学会等名: 第61回 日本ウイルス学会学術集会
  • 発表場所: 神戸市
• [学会発表] インフルエンザウイルスvRNP陽性リサイクリングエンドソームの極性輸送に関与する宿主因子の機能解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 百瀬 文隆、森川 裕子
  • 学会等名: 第60回 日本ウイルス学会学術集会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] インフルエンザウイルスvRNP陽性リサイクリングエンドソームの極性輸送に関与するクラスII Rab11ファミリー結合タンパク質のドメイン解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 百瀬 文隆、大倉 喬、森川 裕子
  • 学会等名: 第35回 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡