研究課題
基盤研究(C)
我々は今回、自己複製能を有する胸腺髄質上皮細胞の幹細胞(mTECSC)をマウス胸腺から同定することに成功しました。胸腺髄質上皮細胞の形成不全に起因する自己免疫疾患を発症するマウスにmTECSCを移植すると、個体のほぼ生涯にわたり正常な髄質上皮細胞を供給し続け、疾患の発症をほぼ完全に抑制することができました。また、胸腺退縮に先行してmTECSCの活性が低下すること、その一方でT細胞側の異常によりT細胞産生ができないマウスでは、その活性が年をとっても高く維持されていることが明らかになりました。以上の結果は、胸腺組織の活動と免疫機能を制御する方法論の開発にも大きく貢献すると考えられます。
すべて 2016 2015 2014 2012 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 10件、 謝辞記載あり 4件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (21件) (うち国際学会 2件、 招待講演 12件) 備考 (1件)
Immunol Rev.
巻: 印刷中
Eur J Immunol.
巻: - 号: 4 ページ: 857-62
10.1002/eji.201546253
巻: 45 号: 11 ページ: 2985-93
10.1002/eji.201545844
Cell Rep.
巻: 13 号: 7 ページ: 1432-43
10.1016/j.celrep.2015.10.012
120006727050
The Journal of Immunology
巻: 194 号: 12 ページ: 5725-5735
10.4049/jimmunol.1500319
Sci Rep.
巻: 5 号: 1 ページ: 7978-7985
10.1038/srep07978
120005555511
Immunity.
巻: 41 号: 5 ページ: 753-761
10.1016/j.immuni.2014.10.011
J Exp Med
巻: 211 号: 6 ページ: 1123-36
10.1084/jem.20132112
120005439165
PLoS One
巻: 9 号: 3 ページ: e90638-e90638
10.1371/journal.pone.0090638
PLOS ONE
巻: 7
http://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/mK8yN