ネクローシスＤＮＡ断片化の意義―酸化ストレスと免疫反応の制御

• 研究課題/領域番号: 24590587
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 免疫学
• 研究機関: 東京理科大学
• 研究代表者: 水田 龍信 東京理科大学, 生命医科学研究所, 准教授 (50297628)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: ネクローシス / DNA断片化 / 酸化ストレス / 自己免疫疾患 / SLE / アポトーシス / ＤＮＡ断片化 / アセトアミノフェン / ＴＵＮＥＬ

研究成果の概要

酸化ストレス下で産生される低分子アルデヒドのアクロレインは、アセトアミノフェン誘導性肝障害の増悪因子であることが、特異的な抑制剤を用いた実験から明らかになった。また、ネクローシスDNA断片化酵素DNaseγは、DNaseⅠと強調し、DNA分解による死細胞の速やかな除去と隔離により、アクロレインによる損傷を抑制するこが、DNaseγ遺伝子欠損マウスの解析から明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Acrolein, a highly toxic aldehyde generated under oxidative stress in vivo, aggravates the mouse liver damage after acetaminophen overdose. (2014)
  • 著者名/発表者名: Arai, T., Koyama, R., Yuasa, M., Kitamura, D., Mizuta, R.
  • 雑誌名: BIOMEDICAL RESEARCH-TOKYO 巻: ３５ ページ: 389-395
  • NAID: 130004903866
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] DNase γ Is the Effector Endonuclease for Internucleo- somal DNA Fragmentation in Necrosis (2013)
  • 著者名/発表者名: Mizuta R., Araki S., Furukawa M., Furukawa Y., Ebara S., Shiokawa D., Hayashi K., Tanuma S., and Kitamura D
  • 雑誌名: PLoS One 巻: 8(12) 号: 12 ページ: 1-8
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0080223
  • 査読あり
• [雑誌論文] ウシ乳房炎と乳汁中HMGB1蛋白 (2013)
  • 著者名/発表者名: 水田龍信、菊佳男、尾澤知美、菅原和恵、林智人
  • 雑誌名: 日本乳房炎研究会Proceedings 巻: １７ ページ: 81-83
• [雑誌論文] ウシ乳房炎と乳汁中HMGB1蛋白 (2013)
  • 著者名/発表者名: 水田龍信、菊佳男、尾澤知美、菅原和恵、林智人
  • 雑誌名: 日本乳房炎研究会 proceedings 巻: 17
• [雑誌論文] 乳汁中HMGB1蛋白量はウシ乳房炎重症度と相関する。 (2012)
  • 著者名/発表者名: 水田龍信、菊佳男、尾澤知美、松原朋子、林智人
  • 雑誌名: 日本乳房炎研究会 proceedings 巻: 16 ページ: 29-31
• [学会発表] DNase γとDNase IによるネクローシスDNA断片化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 水田龍信、小山諒、北村大介
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川）
  • 年月日: 2014-11-27
• [学会発表] ネクローシスＤＮＡ断片化のメカニズム (2014)
  • 著者名/発表者名: 水田龍信,小山諒
  • 学会等名: 第23回日本Cell Death学会
  • 発表場所: 東京医科歯科大学（東京）
  • 年月日: 2014-07-18
• [学会発表] 肝臓におけるネクローシスＤＮＡ断片化のメカニズム (2014)
  • 著者名/発表者名: 水田龍信
  • 学会等名: 第21回肝細胞研究会
  • 発表場所: 東京医科歯科大学（東京）
  • 年月日: 2014-06-28
• [学会発表] Identification of Necrotic DNA Fragmentation (2014)
  • 著者名/発表者名: 荒井智也、水田龍信、北村大介
  • 学会等名: ISTC2014
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] ネクローシスにおけるDNA断片化酵素の生理的役割
  • 著者名/発表者名: 荒井智也、小山諒、木島真理恵、北村大介、水田龍信
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] アクロレインによる薬剤性肝障害の増悪
  • 著者名/発表者名: 小山諒、荒井智也、木島真理恵、北村大介、水田龍信
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] 破壊の生物学
  • 著者名/発表者名: 水田龍信
  • 学会等名: 2013 Biomedical Interface Satellite Workshop
  • 発表場所: 沖縄
• [学会発表] Identification of necrotic DNA fragmentation
  • 著者名/発表者名: 水田龍信、荒井智也、北村大介
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会
  • 発表場所: 福岡
• [学会発表] ウシ乳房炎と乳汁中HMGB1蛋白
  • 著者名/発表者名: 水田龍信、菊佳男、尾澤知美、菅原和恵、林智人
  • 学会等名: 17回日本乳房炎研究会学術集会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] DNA 断片化による肝細胞酸化ストレス抑制機構
  • 著者名/発表者名: 水田龍信
  • 学会等名: 第19回肝細胞研究会
  • 発表場所: 札幌