研究課題
基盤研究(C)
急性期病院の年間約500万例の患者データを用いて医療の質を評価する指標の開発を行った。耐性菌の誘導や手術後の感染症の発症を抑えるための手術実施後の抗菌薬の適正な使用を評価する指標を開発した。乳がん手術後の再建術の提供の地域差が大きいことを示し、このような可視化が国民への良質な医療の提供につながる可能性を示した。さらに、脳卒中ケアユニットで治療を受けた急性脳卒中患者の死亡率が一般病棟よりも低いことから、このような専門治療設備の有効性が示された。病院全体のアウトカムを評価する標準化病院死亡比の分析により、死亡率の低下から医療の質の向上が示唆されるとともに、医療機関間のばらつきの縮小も認められた。
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