研究課題
基盤研究(C)
内因性の終末糖化産物(AGEs)の病態生理学的意義を解明し,これを標的とした新規治療法を開発するために,AGEsと相互作用する因子(AGEs結合因子)の探索を行った。AGEsを特異的リガンドに用いた親和性クロマトグラフィ実験によって,肺抽出液中に分子量約70kDaのAGEs結合因子を単離した。本因子は,AGEs-RAGE結合を有意に抑制し,ペプチド解析からN末端領域に独立して2ヶ所の抑制配列が存在していることも明らかとなった。これらの結果は,炎症病巣での内因性AGEsとAGEs結合因子による機能的複合体形成の可能性を示唆するものであり,新たな機能制御に繋がる知見と言える。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件)
Eur J Phamacol
巻: Vol.718、No.1-3 号: 1-3 ページ: 305-313
10.1016/j.ejphar.2013.08.017
European Journal of Pharmacology
巻: 701(1-3) 号: 1-3 ページ: 194-202
10.1016/j.ejphar.2012.11.058
Annals of Neurology
巻: 72 号: 3 ページ: 373-384
10.1002/ana.23602
130004427993