研究課題
基盤研究(C)
腎症マーカー蛋白の研究から尿中チオレドキシンが急性腎障害で特異的に高値を示すことを発見し、これを用いた診断法を開発した。尿中に検出されるメカニズムとして、健状下で血中チオレドキシンがろ過再吸収され尿細管細胞内に蓄えられ、腎障害時には酸化ストレスにより酸化型となって分泌され尿中に増加すると考えられた。この現象を応用し、化学発光酵素免疫測定法を用いた新規の迅速レドックス診断システムを開発した。診断は15分で完了し、急性腎障害に対する診断能力は、カットオフ値43.0 μg/gCreにてAUC0.94、感度0.88、特異度0.88とNgal、KIM-1、L-FABPと同等に優れていることが分かった。
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