研究課題
基盤研究(C)
HCVの感染は慢性肝炎、肝硬変、そして肝細胞癌へと進展する。そのため、病態期を的確に診断し治療を開始しなければならない。そこで、我々は超音波を用いて肝硬度(Vs)を測定し病態期診断および治療インターフェロン療法における経過観察の有用性を検討した。Vs値は血液線維化インデックス(ヒアルロン酸、APR、FIB-4)と良好な相関関係を示した。さらに、病理組織所見による肝線維化ステージとも相関を示した。各線維化ステージのVs値の間に有意な差を認めた。IFN治療における経過観察の検討では、治療の結果を反映するVs値の変化であった。しかし、治療効果の予測は、さらなる検討が必要と思われた。
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Hepatology Research
巻: 45 号: 2 ページ: 142-151
10.1111/hepr.12388
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